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シュウ酸カルシウム結石

 

シュウ酸カルシウム結石は、血液中のカルシウムがシュウ酸と反応することで結石を作る病気です。

 

腎臓機能の低下などで、処理しきれないシュウ酸やカルシウムが蓄積されることで起こります。

 

【原因】

 

極度のストレスや高タンパクな食事、糖分の多いおやつの摂り過ぎ、リンやマグネシウム、カルシウムを多く含んだフードなどがシュウ酸カルシウム結石の原因と言われています。

 

その他、遺伝、性別、運動不足、ストルバイト結石なども関係しています。

 

オス犬に多いことから性ホルモンに関係があるとも考えられています。

 

【特徴】

 

シュウ酸カルシウム結石は溶けないと言われています。

 

ただし、食事の内容によって小さくなったり砕けたりして、尿と一緒に出ることがあります。

 

シュウ酸カルシウム結石は年齢を重ねるごとに増加していく傾向があり、老犬は注意が必要です。

 

膀胱結石や尿道結石になることがあり、激しい痛みを伴います。

 

本来、尿が出るところに結石が出来てしまい、通り道をふさいでしまうので色々な問題を起こします。

 

シュウ酸カルシウム結石は初期では症状がほとんどなく、飼い主さんが気付くことはほぼありません。

 

結石が大きくなると尿の排泄ができなくなったり、毒素が体内に溜まりやすくなり、膀胱破裂や尿毒症といった重大な合併症になる可能性があるため、早期治療がとても大切です。

 

結石の約90%はシュウ酸カルシウム結石とスツルバイト結石で占めていると言われています。

 

プードル、ヨークシャテリア、ビションフリーゼ、ミニチュアシュナウザー、シーズーなどの犬種に多いと言われています。

 

【症状】

 

シュウ酸カルシウム結石の主な症状は、次の通りです。

 

・血尿
・トイレが長い。
・トイレの回数が多い。
・尿が少ししか出ない。
・おしっこの時に痛そうに泣く。
・尿が濁っている。
・尿の排泄が困難になる。

 

【予防・治療方法】

 

シュウ酸カルシウム結石になった場合、脱水を起こしていることも多いので、その際はお水をたくさん飲ませて水分補給をします。

 

シュウ酸カルシウム結石の治療法は、基本的に食事療法が中心です。

 

尿がアルカリ性に傾くような食事を摂らせます。

 

下記のフードがオススメです。

 

ロイヤルカナン療法食 PHコントロールライト犬用ドライ3kg

 

ストルバイト結石症、シュウ酸カルシウム結石症の犬に与えることを目的として作られています。

 

治療中はできるだけ水分の多いフードを取り入れてあげましょう。

 

おやつも基本的にはダメです。

 

シュウ酸カルシウム結石が小さい場合は、点滴などで水分を入れ尿の量を増やすことで流します。

 

食事で結石が溶けない場合や結石が大きな場合、緊急性がある場合は摘出手術が選択されます。

 

動物病院によって違いますが、手術費用の目安は8〜16万円程度が相場になるようです。

 

術後は食事に気を使う必要がありますし、再度結石が出てしまい、治療費が大きく負担になる場合も少なくありません。

 

シュウ酸カルシウム結石は再発しやすいため注意が必要です。

 

毎日の食事管理は大切な予防になります。

 

尿が酸性にならないように、たんぱく質、ナトリウム、カルシウムを多く含むフードを控えましょう。

 

シュウ酸カルシウム結石のための処方食や、療法食もあるので、獣医師に相談してみてください。

 

また、ストラバイト結石の治療で使う処方食は、尿を酸性にしていくのですが、これが原因でシュウ酸カルシウム結石になってしまう事もあります。

 

処方食を取り入れる場合にも、獣医師とよく相談して決めていきましょう。

 

尿の回数や色、臭いのチェックなど愛犬の健康状態をしっかりと行いましょう。